戦え!ハイパー金属生命体

積んでしまった玩具の山を崩そう

10月ゲツマツの多々買い

気づけば今年も残すところあと2か月。

まあ個人的には1年の始まりは春というか年度という認識があるので、スタートとゴールにいかんせんラグがあるので「もう一年経ったの?!」という感覚がほかの人に比べて相対的に薄い気はする。

 

ただまあ年末となると玩具界隈はクリスマス商戦やら年末年始のセールだとか、あるいはそれこそ年度末に畳みかけてくるとか色々あって、ガンガーはヒイヒイ言いながらお布施していくわけです。

 

特にTF界隈は今年は例年通りのジェネレーションラインに合わせ実写・新規アニメの3つのラインが登場し、しかも先行して発売日が公開されていたジェネ・実写(SS)ラインに食い込む形で突如現れたアーススパーク(と一部実写ライン)のおかげで金のやりくりが一挙に苦しくなってきたのであります。

 

そんな火車状態でも買ったものは開けて確かめねばなるまいというわけで開封の儀を行うわけでございます。

 

量的な問題と発売日のズレの問題から到着日が異なったため画像は別で撮り分けた。

てなわけでレッツラゴー。

 

ではまずビースト覚醒組から

・BCS-04 覚醒チェンジセット アーシー & チータ

オルトモード

ロボットモード

これ、今までの覚醒アーシーの中で一番出来がいいと思われる。

スタイルも劇中再現にしても可動にしても。劇中再現を謳うスタジオシリーズがあの体たらく(ほかキャラとサイズを合わせるため、というのもあってコアクラスなのである程度は仕方ないが)なのを考えると、簡易かつ簡素ながら地味に手首の可動を備えている。腰の可動がなかったり腿のロール軸(あるいは膝がボールジョイントではない)がないので限定的ではあるものの、マイクロン付きでこの値段と考えればまあ許容範囲ではあろう。どうせ投げ売りされるでしょうし、それを狙って買うのもよし。

 

・BCAS-05 覚醒チェンジアーマーセット オプティマスプライム & ライオンブレード

ロボットモード

オルトモード

装備状態

覚醒チェンジはアーマーを着こませる都合上、両肩の部分に5mm穴を設けなければならず、そのせいで肩幅が余計に広くなり性別問わずマッシブになるきらいがあるのだが、このオプティマスにしてもドスコイ体型である。変形機構自体はKDコアクラスをさらに簡易にした感じで面白みはないが、ほかの同シリーズに比べてボールジョイントが多用されている(アーシーにいたっては肘可動なかったりするし)ので、基本的な動作ができると言う意味ではポージングの幅は比較的広い。まあアーマー着こませたら上半身の可動ほぼ死ぬけど。

 

 

 

・BV-03 ボイジャークラス ライノックス

・BW-05 覚醒ウェポン エアレイザー

面倒なので二つ一気に紹介。

ロボットモード

オルトモード

オルトモードはメカ・サイ。実写版のビースト勢はもあはや擬態するつもりゼロでサイズもカーロボ組と同じだしメカメカしいしでその辺はもうDisguiseとはなのだが、まあ今さらいうことでもないのでそれはいい。

これまで発売されてきたビースト覚醒組の中ではこのライノックスが一番変形が面白くかつキングダム版のような面倒な手順がない(その分中は割とスカスカになりがち)上にパタパタ折りたたむ変形が気持ちよく、個人的にはビースト勢の中では暫定トップクラス。KD版では回転しなかったガトリングも回転するし。まあ10年前のコストカット隆盛の時期でさえ回転させてたのをオミットしたKD版がなんやねんという話なのだが。

 

ビースト勢はほかにBC-05 覚醒チェンジ スカージとBD-06 デラックスクラス ミラージュがいるのだが、前者はSSの超簡易縮小版と言う感じでEZコレクションなんかと合わせると良いねと言う程度で画像は割愛。後者は未購入。買いそびれて面倒になったので値崩れするか微妙ですが安くなったら買おうかな…。

 

さてお次はアーススパークシリーズ
・ESD-01 DX オプティマスプライム
・ESD-02 DX メガトロン
アーススパークはパッケージおよび塗装、というか仕様が全体的に変更が加えられているので(本体の改修などはないけど)、パッケージ含めて紹介。

 

・ESD-03 DX バンブルビー
・ESD-04 DX テランツウィッチ

 

説明書

説明書が日本語なのもなんだかTFシリーズでは久々な気がする。いやマスターピースとかは日本語表記なんだけど、MPG以外は買ってないしあれも色々と不満点が多すぎて結局開けてないし。

 

オルトモード

ロボットモード

……思ったより動かねぇ!

サイバーバースと同じ感じだろうな、と思ったら腰が動かねぇ!メガトロンに至っては手首可動もオミット!

いや、これはちょっとショックですな。オプティマスはサイババの一部流用だったのは事前に知っていたのですが、ビークルがボンネット型に変更になりその部分を背面に固定するために腰の可動が死んでしまうという。

メガトロンはこのクラスでそれ仕込むのかという、同体スライド式なのですが、まあ面白いと言えば面白いけど別にそれする必要ないんじゃないかなぁ。スライド式は摩耗するし力こめないといけないからプラスチックに負荷かかるからあまり好きじゃないんですよねぇ。腕のローター部分も固定できないのどうなのよ?

 

続いてビーとツウィッチ

リーダー格二人に比べると格段に遊びやすい。バンブルビーはやはり腰の可動がないのが残念なのだが、腕の収納の仕方などは地味にこれまでないパターンで、スカスカであるがゆえの収納方法でちょっと感心した。あとガワの折り畳みが綺麗にできるのも好印象。ツウィッチはさすがに今回のバディ枠の一人ということもあってほかキャラよりも力が入っていると思われ、腰の可動もしっかり入っているほかクリアパーツも使われている。おしむらくはサイズがでかすぎてミクロマンとかとじゃないと並べづらいということかな。

 

 

つづいて今回から初めて発売となったスタジオシリーズのサブライン、スタジオシリーズ ゲーマーエディションこと「SS GEシリーズ」

 

・SS GE-02 バンブルビー

・SS GE-03 ディセプティコンバリケード

ロボットモード

新ギミックとして劇中再現のため腕を外して武器を差し込める仕様に。

オルトモード

え~先にこいつらを紹介したのは出来が悪いから、ですな。

極端に悪い、というわけではないのですが……いややっぱ悪いかな。まずGEの仕様というかウリ?の腕の差し替えは劇中再現のためとはいえ外した腕を持て余すし、そもそもそんな極端に武器小さくなかっただろうと。それこそSSニューバンブルビーのように覆いかぶせるようにした方が良かったんじゃないの?しかもこの仕様のせいで武器がほかのシリーズに流用できないから拡張性に乏しいし。

これはGE全体に言えることですが、このB&B組はともかく完成度が低い。

バンブルビーは変形の過程でプラスチックの弾性に頼った部分が多く、そのせいで変形させるたびにプラスチックが削れて細かいプラスチックが卓上に散らばるんですけど。ナニコレ?しかもなかなかツライチにならないし。肩回りの変形とかマジでストレスかかりまくりですよ。足首の可動もないし。はっきりいって10年以上前のユナイテッド版の下位互換でしかないと思いますね。あっちはあっちで足が長すぎるとかそういう問題はあるにせよ。

で、バリケードは変形自体はバンブルビーのようなストレスかつ無茶変形はないんですけど、ともかく詰めが甘い。手首回りの袖はどう考えても本体側のようにやれたでしょ。あと足の処理の仕方が信じられないほど雑。板一枚って感じで足首の可動もない上に踵に相当する部分がないので前傾姿勢にしないと後ろに倒れます。全体的にプラスチックの量が多い上に大半が背面部に集中してるので。あと可動域狭すぎ。単純な可動範囲もですがパーツの干渉が多くて中々動きが付けられない。初の立体化でこの体たらくとか泣けてきますね。

ただロボットモードの背中の情報量の多さ(まあビークルの背部そのまま持ってきてるだけなんだけど)は、総じておざなりだったり側をいかにたためるかという処理になりがちなノーマルブランドTFの中でこういう気をまわしてくれるのは嬉しい。まあそれだけなんだけど。

バンブルビーは正直もう論外だけどバリケードに関してはもしアップグレードキットが出てくれるなら、改善具合の程度にもよりますが金出してもいいかな。今んとこオプティマスだけだけど。


で、話題が出たところで今月の大本命

 


・SS GE-01 オプティマスプライム
ロボットモード

オルトモード(サイズ比較用のヘッドマスター)

傑作じゃありませんか。今月の中では間違いなくベスト。

ていうかオプティマスがこんだけでき良いのにB&Bはどうしてああなった?というくらいにはこいつは中々の傑作。正直、触るまでは「劇中再現とはいえ横幅ありすぎじゃね?」とか「ほかのオプティマスたちと並べるには頭小さすぎるし背が低いしなぁ」とか「肉抜き目立つなぁ…ビークルの背面も手が丸見えじゃん」とかモヤモヤした部分があったんですが、実際に触ってみたらそんなことどうでもよくなるくらい良かった。

ぶっちゃけ、既存の「コンボイ」なオプティマス連中は進化の袋小路というか、もはや変形パターンが完成されてしまっていてどれを触ってもだいたい同じでマイナーチェンジやアレンジがどうなるかという感じだと思うのだけれど、このSS GEのWFCオプティマスはそのトラック型のオプティマスとは違う上に、ダイナミックなパーツ移動もあり、こんな体型なのに可動も申し分ないのだ。上手くパーツを逃がせば膝立ちも余裕だし。何せゲーム本編では細かいパーツが常にガチャガチャ動いているので、そういう流動的な感じを想起させるのでむしろアリなのだ、個人的には。

より完成度を高めるためのアドオンという選択肢も確かに入れたくなる出来栄え。今月一つ買うならこれがマストバイ。

 

ではお次はレガシー

・TL-43 ビーチコンバー&パラダイスパラキート
・TL-44 オートボットデフコン

ロボットモード

オルトモード

デフコンはブラーのリデコながら、特徴的な体型を上手く再現できていると思う。ビーチコはタイタンズリターン版の拡大版と言った印象なのだが、タイヤが軟質パーツになっているというちょっと豪華な仕様。なのだが、すでにちょっとべたつきがあったり、そもそもゴムは経年劣化しやすいのではっきり言って「余計」。

しかもこの二体、どうもSNSを覗いていると初期不良の個体が散見されるらしい。幸いなことにうちの個体は特に問題ないのだが、まあ確かにデフコンなんかはプラスチックの質感がややチープだし、というのはある。しかし商品名に入れるほどのものとは思えないパラダイスモスキート。いやゴールデンラグーンの回は自分も好きだけど、ゴム製なのはどうなのよ。

 

・TL-45 アクセルグリース
・TL-46 ネメシスレオプライム
・TL-47 メガトロン(アルマダユニバース)

 

ネメレオはやっぱ黒くなっただけでもかっこいいな、と。アクセルグリースはスクラップフックのリデコですが付属品が向こうよりも汎用性高そうでグッド。

アルマダメガトロンに関してはなんというか、可もなく不可もなく。予想を超える面白さもなければ予想を下回る残念さもなく、当初の予想通り「まあこんなもんでしょうな」から良くも悪くもはみ出ない。まあ砲塔の先端と角が軟質パーツなのは悪い意味ではみ出た感じはあるが。方の処理の仕方に関しては事前に知っていたからというのはあるけどもっとやりようがあったとは思う。レーザーオプティマスのときでさえ結構もやもやするものがあったのだが、そちらからさらに退化したような印象だ。

こいつらみたいな肩にでかいのがある連中の理想的な処理の仕方ってエヴァンゲリオンの近年のアクションフィギュアとか食玩の処理の仕方がベストなんじゃないかと思うんですが、まあ変形フィギュアと非変形のを比べるのもあれか。

 

BWVS-03 瞬速の対決/ビーストウォーズアゲインやコアクラスも買ってはいるのだけど、前者は正直たんなる色替えでしかないし、ワスピはともかくチーターはあんま褒められた出来じゃないのでいいかなと。

コアクラスのダイノボッツたちは全員揃ったら改めて、という感じで。

てなわけで10月分はここまでに。