戦え!ハイパー金属生命体

積んでしまった玩具の山を崩そう

小さいトランスフォーマー玩具を愛でよう 


当ブログの開設者かつ主たる管理人であるS氏が記念すべき(?)初の記事をポストされたので、これ幸いと便乗して共同運営者たる小生も記事をポストせしめる。

 

出来たてほやほやのこのブログだが、当方およびS氏もいい年したOTONAであり、ノマドでもなければ資産運用で食べているわけでもなく、むしろどちらかといえば中流下位の階層に位置しておるゆえ、社会の荒波にもまれてるうち記事を一本も書かないまま開設から一月以上が過ぎてしまった。

しかしできたての卵の中身が生まれる前から死んでいた、などという体たらくにならないうちにとりあえずなんか書いておこうという気になったのであった。

 

んが、ブログ概要に玩具レビューをメインとすると書きながら、小生の自宅には撮影ブースがなく、機材を含め撮影のための設備が整っているのはS氏の宅だったりする。

もちろん、だからといって全くレビューができないというわけではないのだが、個人的なマインドとして「最初のレビューはちゃんとした新品で!ちゃんとした機材を使って!正規品のTFを!ちゃんとしたレビューをしたい!」のだ。

であるからして、レビューのブログを謳っておきながら、初回にポストするのがレビューではないことについてはご容赦いただければと思う。正直スマンカッタ。

まーそんな細かいことを気にかけるほど読者がいるわけでもあるめぇのでポーズとしての謝辞はこの辺にしておこう。

そういうわけなので今回はレビューではなく、トランスフォーマーの玩具ーーそのサイズについて私が普段思っていることの一つを書こうと思う。

 

 

「諸君 私は小さいTF玩具が好きだ」「諸君 私はレジェンドクラスが好きだ」

諸君 私はコアクラスが大好きだ」EZコレクションが好きだ リージョンクラスが好きだ コマンダークラスが好きだ スカウトクラスが好きだ ベーシッククラスが好きだ マイクロンが好きだ ミニコンが好きだ マイクロマスターが好きだ」「この地上で発売されているありとあらゆる小さいTFが大好きだ」

以上、CV飛田展男でお送りしました(「HELLSING」読んだことないけど)。

 

そう、何を隠そう私はハンドスケールのTFが好きなのである。

 

これは何も特殊性辟というわけではない。小さなTFを主に愛でるTFファンは、いわゆるメインストリームであるデラックスクラス~ボイジャークラスをメインの購買対象とする層ほどではないにせよ、サイレントなだけでその需要は確実に一定数あるはずなのである。

その証左に、海外のサードパーティ(いわゆる非正規のメーカー)にはそういった小型のTFもどきの開発設計製造に特化したメーカーがいくつかある。

最近では特にNewage toys、そろそろ古参の雰囲気を出しつつあるIron factory、あるいはMagic Square toysなんかもいい仕事をしている。

それぞれに一長一短で必ずしも手放しで褒められるわけではないが、ここらのサードパーティが次々と新作や同じ金型を使いまわし「そんなとこからネタ拾ってくるか?」と思わずツッコミたくなるようなニッチなネタを拾い、それを販売し採算が取れる(はず)程度には小型TF(もどき)の需要はあるのである。もちろんその分だけお値段はかさむが。

まあ、ここ最近では本家の方もジェネレーションセレクトなどでニッチなネタを細かく拾ってくるようになってきてはいるが。日本国内での展開はともかくとして

 

だが、私のような島国在住日本語ネイティブの小型TF愛好家は今……というか昔から苦境に立たされっぱなしである。

というのも、レジェンドクラス周りの国内導入に関してタカラトミーの冷遇っぷりがパないのである。既述のとおりこれは今に始まったことではなく、マイクロン三部作(海外で言うところのUnicron Trilogy)における完結編の「ギャラクシーフォース(Cybertron)」において、Legend Classとして海外ではメインどころのキャラがいくつも出たにもかかわらず、国内ではそもそもスーパースタースクリーム、マスターメガトロン(マスターガルバトロン)、ギャラクシーコンボイの三体だけだったり(確か)、それらにしても限定だったり抱き合わせだったり付録だったりと、ともかく手軽に買えないのである。これらの型を流用したいわゆる「トランスフォーマー ユニバース」シリーズにおいてはそもそも後期は「そんなのありましたか?」といった具合で国内展開がなされなかったと記憶している。

よく考えなくとも、「小さくて手に取りやすい」はずのハンドスケールTFが「入手しづらい」上に、下手をしなくても国内でデラックスクラス以上のTFを買うのより高くつくことがあるというのはおかしいではないか?

 

トランスフォーマーというコンテンツ(この書き方は正直好きではないのだが)の生存・延命に大きく寄与した、2007年から始まるマイケル・ベイ監督による実写映画シリーズのブーストがあったときでさえ、国内でレジェンドクラス~スカウトクラスの「オールスパークパワー」シリーズが国内導入されることはなかった。

「リベンジ」のときもアメリカではウォルマート限定やらで豪華なボックスが出ていたりしたのに、国内ではやはりメインキャラですらロッピーだったかなんだったかを使用してしか買えない(しかもやっぱり抱き合わせ的)とかだったり。

↓一方でこんなんとかが海外ではざらに出ていたりする。

New Transformers ROTF Straightaway Shootout Legends 5-Pack Revealed (tformers.com)

とはいえリベンジにおけるEZコレクション(レジェンドクラス)シリーズは海外限定のものでも基本的には既存の型のリカラーだけだったはずで、基本的にはほぼすべての型が国内にも導入され*1、「ダークサイドムーン」でも「サイバーバースシリーズ」として値段を少し上げつつもディティールアップしたレジェンドクラススケール玩具のほとんどが国内でも販売され、「スペースシップアーク」といった基地玩具も正規販売され、小型TF愛好家としてはかなり充実していた時期でもあった。

 

続くテレビアニメシリーズ「トランスフォーマー プライム」でもEZコレクションとしてそのほとんどが国内に導入されたばかりか、国内限定のリカラーボックスセットとしてディセプティコンオートボットの両陣営のレジェンドクラスキャラが発売されたり小型TFもそれなりに勢いづいていた。

ここから「トランスフォーマー アドベンチャー(RID)」までは、まあまあなアソート漏れがあったりしつつもメインのキャラクターをおさえてBOX販売したり、ジェネレーション系の方で出なかったものも後からこちらの枠で出されたり奮闘してはいた。

(まあそれでもプライムシリーズでもコマンダークラスのハンターオプティマス、ハードシェル、ショックウェーブあたりは出しても良かったのではないかと思う。ブラジオンはともかく)

 

そして現在。

やはりというかなんというか、国内における小型TF販売事情は中々厳しいものがある。ネットフリックスによるアニメシリーズを起点にG1キャラクターをリファインしたWFCライン(シージ、アースライズ、キングダム、そしてレガシー)では、小型TF愛好家ではないメインストリームのデラックス~ボイジャー(リーダー、コマンダー、タイタン含む)収集家でさえタカラトミーの謎采配に当惑する様子も伺える(あくまで体感としてだが)。

そんなメインのクラスの国内アソートでさえ混迷しているのだから、事ここに至って未だレガシーコアクラス「イグアナス」「スカイワープ」の国内アナウンスがないという体たらくなのも仕方あるめぇ、という話である。消費者としては「ふざくんな!」といった心情だが。

 

もともとキングダムから導入されたコアクラス自体が国内ではタカラトミーモール限定であったことを考えると、スカイワープはともかくイグアナスなどというニッチにもほどがあるキャラクターが国内で導入される可能性は低いというのは薄々感じ取ってはいたのだが。スカイワープ(あるいはサンダークラッカー)にしても、よくよく考えれば「変形!ヘンケイ!」シリーズからWFCボイジャークラス時点でも限定販売で販路が限られていたことを考えると、国内導入の線はほとんどないのではないか。

とか言ってると「何周遅れだよ」と思わずツッコミたくなるくらい、海外での販売から遅れに遅れてモール限定とはいえマイナーキャラが導入されたりもする*2ので、本当にタカラトミーの采配は読めないのである。

まあ、シージの枠にSG表記を使った時点でせっかく本家公認になった「シャッタードグラス」シリーズも国内導入がほぼ絶望的であることは明々白々だったわけで、このシリーズに関しては輸入ショップで販売開始されると同時にほぼ瞬殺されるわけで、BOTCONほどではないにせよやはり入手難易度が高くなっている。

つい最近の「ゴールデンディスクシリーズ」においても、国内でも人気の高い「ビーストウォーズ」に登場した人気キャラのテラザウラー(テラソァー)がアソートされているにもかかわらずいまだにサイレントを貫いているタカラトミーには「男に余計な言葉はいらねぇ!」といった男気を感じずにはいられない。

正直、国内で出さないならはっきりと出さないと言ってもらった方がこちらとしても余計な希望を持たずにさっさと輸入ショップで買えるのですがね。

 

話が盛大に逸れてしまった。

とにかくである。小生は小型のTFが好きなのである。そのオリジンは(厳密には違うのだが)初めて触ったのがEZコレクションのバンブルビーだったからかもしれないし、単に弄りやすいからかもしれない。

現状としては、当方ダイアクロンとの両刀使いでありそちらとスケールを合わせやすいということ(あと金銭問題)や、日本の家庭事情ーーーつまり(よほどの豪邸でもなければ)部屋が狭いので集めてるうちに部屋が圧迫される、といった実に現実的でphysicalな問題に直面してもいるため、「本家でも非正規でもいいからデラックス~ボイジャークラスをレジェンド~デラックスクラスくらいにまで置換したい」という欲望のためにハンドスケールを志向するのである。

 

そういうわけで、ここからは小生がしこしこ集めてきたハンドスケールのTFをいくばくか紹介し、願わくばタカラトミーハズブロ(いっそサードパーティも含めて)が小型TFにもリソースを割いてくれれば……。(どうせ昨今の石油事情とかからも軽量化、小型化してデラックス~ボイジャークラスでさえスカスカな肉抜きが目立ったりするんだからクラスをダウンサイズして密度上げればいいじゃねーか

とりとめもないことを長々と書いてきたが、以下ハンドスケールのTFを画像付きで紹介していきたいと思う。

 

まずは昨日から机の上に出しっぱなしの連中から

 

 

見たか、このまとまりのなさを

右奥から

・「GENERATIONS SELECTS WFC-GS25 TRANSMUTATE」※今のところ国内導入のアナウンスなし!残念!

・「Iron Factory Mini One Man Arxmy IF-EX40」:いきなり非正規品である。オイオイ

・「WFC-K43 Hot Rod」※海外表記なのは国内ではいまだに発売されてないから!もちろん私のも輸入ショップ、オクなどで購入した海外版!おせーよホセ!

・「TAV52 ソートゥース&ストロングアーム激流アーマー」※マイクロンとアーマーは別に保管しております。余談ですが、この玩具も今だと同シリーズの他キャラに比べて入手難度がやや高くなっている)

・「メガリゲーター」※ジャンク品同士をニコイチにしたので単品版なのかセット版なのか不明なため品番は割愛。国内設定ではビーストメガトロンのリスキャンした姿という設定だった希ガス。このサイズながらほぼ一発変形だったり造形が細かかったり、そもそもここに並べた中で密度が一番あったり、20年以上前の玩具なのに全然見劣りしないのだが、実写版公開時期では中古ショップやらヤフオクやらでもワンコイン程度で買えたのが今だと少なくとも5倍くらいは出さないと買えなくなっている…トホホ)

・「Cybertron Legends Class: Hot Shot (blue)」※はい。既述したギャラクシーフォースで国内導入されなかったメインキャラの一人。この型は結構使いまわされており、私の知る限りこのカラーを含めて4種類おりますが、同キャラの別カラー「Hot Shot(Red)」のほかにバンブルビーとレッドアラートという別キャラとして発売されていました。一応、(Red)以外は持っているのですが取り出すのが面倒なのでまた別の機会に。

・「ランスフォーマー クロニクル EZコレクション 02 ストリーク」※この型もかなり使いまわされている。オリジナルの型が2008年ごろだったと記憶しているが、国内では13年のカンタンヘンケイ!と銘打ったEZコレクションでプロールがアソートされていたので5年間で複数回使いまわされた。海外でのみ出たブルーストリークとか含めるとどんだけ金型使いまわすねん、という勢いだった。

・「PP-38 オートボットアウトバック」※同型ブローン(日本名ゴング)のリデコ。内部にタイタンマスターを搭乗させることができるプレイバリューの高さを誇り、腰や手首足首などはさすがに動かないがこのサイズにしては十分な可動範囲・箇所があるのでとても遊びやすい。ので、パシャる。以下画像

 

・で、最後に「トランスフォーマークロニクル EZコレクション02 ハウンド」※ダイアクロン隊員をのせております。スケールめっちゃぴったしな感じがするのですが、実はジープって思ったより小さいので、これでも人間に比べるとやや大きかったりする。まあダイアクロンの公称スケールが1/60なのでそれ考えると合ってる気もする(ただ個人的に測った感じだとダイアクロン隊員はどう考えても1/62~64スケールくらいである)

 

どうでしょう皆さん。

シリーズ、年代完全無視はおろか非正規品まで持ち出している始末の悪さ。ハンドスケールといいつつデラックスクラスもあるし。自分の中で恐竜がモチーフなら「でかくてもいいだろ」ということで並べてみているのであるが、そんなに違和感はないと思う。

私のように過度にスケールを気にする徒輩は、日々こうやって小型TFを並べ「あーでもないこーでもない、ロボットモードはいいけどオルトモードがでかすぎる云々」などと悶々としているのである(え、自分だけですか?)

 

さて、ここで先に謝罪しておきます。威勢よく「まずは」とか書いておきながら、すでに疲労が見えてきたので今回はこの辺にさせてください。ほんとはもっとたくさん紹介したいのあるのですが、引っ張り出すのがめんどk……大変なので。

 

大した話でもない上にまとまりを著しく欠いているにも関わらず無駄に長くなってしまった。本当に申し訳ない。

ただまあ、こういった感じで今後もこういった愚にもつかない雑然とした記事もレビュー以外でポストできたらと思う。できればもっと画像多めで。

そういうわけで、ハンドスケールのTFについては今後もちょいちょい紹介していきたい。

 

 

余談

小型TFスキスキ、キスしちゃう!*3ってな感じで書いてきましたが、タイタンクラスも普通に買ってます(ここには映ってないが「アーク」「ブラックザラック」「プレダキング」「デバスター」もあります。いつかレビューしたいなぁ)。基地遊びしたいからね、ええ。

 

*1:アイアンハイドなどの一部キャラは07年一作目時点で出ていたりしたが、リベンジ公開時期に国内でもアソートされた

*2:こういうのとかね→【国内:タカラトミーモール限定】KD EX-12 マクシマルティーレックス|トランスフォーマーオフィシャルサイト|タカラトミー (takaratomy.co.jp)

*3:超ロボット生命体トランスフォーマー 第45話「ホイスト ハリウッドへ行くよりセリフ引用・改変